いびきを放置するとどうなる?体への影響や受診すべきサイン・治療方法を解説

  • いびきはそのままにしていて大丈夫?
  • いびきを放置しない方がいい理由は?
  • いますぐできるいびきの対策は?

いびきは寝ているときに生じるため、自分では気付きにくく、自覚がないまま放置する方が多くいます。

いびきのタイプによっては、睡眠の質が低下し、日中の眠気や頭痛などにつながるケースも少なくありません。また、場合によっては睡眠時無呼吸症候群(SAS)などが隠れていることもあるため注意が必要です。

特に「昔からいびきをかいてるから、いまさら気にしなくても大丈夫」という自己判断は危険であり、まずは一度原因を調べることが推奨されます。

この記事では、いびきを放置すると起こり得る影響や受診を検討した方が良いサイン、実際の改善事例、主な対策や治療方法について詳しくまとめました。

いびきに不安を感じている方や、家族から指摘された経験がある方は、ぜひ最後までご覧ください。

この記事の監修者
一般社団法人 いびき無呼吸改善協会 ファビコン

一般社団法人 いびき無呼吸改善協会

いびき・睡眠時無呼吸症候群の改善を支援する専門団体。医師や睡眠改善インストラクター等の専門家と連携し、エビデンスに基づいた最新の睡眠情報を発信。いびきに悩む方やその家族が、正しい知識で適切な対策を選択できるようサポートしています。

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目次

いびきを放置するとどうなる?睡眠・体調・生活への影響

まずは、いびきを放置することによるリスクや日常生活への影響について解説していきます。

いびきを「寝ているときの音の問題」と考えて、そのままにしている方は少なくありません。

しかし、いびきは睡眠中の呼吸状態と深く関係しており、放置することで本人の健康や睡眠の質だけでなく、家族やパートナーの睡眠を妨げる可能性もあります。

また、大きないびきや頻繁な呼吸停止を伴う場合には、睡眠時無呼吸症候群(SAS)が原因となっている可能性も否定できません。

睡眠の質が下がり疲れが取れにくくなる

いびきによって気道が狭くなると、睡眠中の呼吸が不安定になり、眠りが浅くなることがあります。

睡眠時間を十分に確保しているつもりでも、身体がしっかり休まらず、疲労感が残ってしまうケースは少なくありません。

例えば、次のような状態が続いている場合は注意が必要です。

  • 朝起きても疲れが抜けない
  • 起床時から身体が重い
  • 以前より寝起きが悪くなった
  • 日中も倦怠感が続いている
  • 休日に長く寝ても回復した感じがしない

睡眠は時間だけでなく質も重要です。「しっかり寝ているはずなのに疲れやすい」という場合は、いびきによる呼吸の乱れが関係している可能性があります。

家族やパートナーの睡眠を妨げる

いびきによる影響は本人だけにとどまりません。同じ部屋で眠る家族やパートナーが睡眠不足になり、生活へ支障が出ることもあります。

いびきの頻度・音の大きさによる弊害としては、以下のような点が挙げられます。

  • いびきがうるさくて夜中に何度も目が覚める
  • 別室で寝るようになる
  • 旅行や宿泊が不安になる
  • パートナーとの関係がぎくしゃくする
  • 家族へ申し訳なさを感じる

本人に悪気はなくても、周囲の睡眠環境に悪影響を与える可能性があるため、早めに原因を確認しておくことが大切です。

仕事や家事のパフォーマンスに影響する

睡眠の質が低下すると、日中の集中力や判断力にも影響が現れます。特に、十分に休息できていない状態が続くと、仕事や家事の効率が落ちてしまうため、早期の改善が求められます。

  • 会議中やデスクワーク中に眠くなる
  • ミスや物忘れが増える
  • 集中力が続かない
  • 長時間の運転がつらい
  • 家事や育児で疲れやすくなる

実際にこうした悩みがある場合には、いびきの改善や睡眠環境を整えることが重要となってきます。

また、パートナーのいびきによって睡眠の質が低下していると感じた場合には、睡眠用録音アプリなどを使い、実際の音を確認してもらいながら治療の検討を伝えてみましょう。

睡眠時無呼吸症候群が隠れている場合は注意が必要

いびきの中には、睡眠時無呼吸症候群(SAS)が関係しているものもあります。

睡眠時無呼吸症候群とは、睡眠中に気道が狭くなることで呼吸が何度も止まったり浅くなったりする病気です。

特に次のような症状が確認できる場合は注意しましょう。

  • 大きないびきを指摘される
  • 呼吸が止まっていると言われたことがある
  • 朝の頭痛が続いている
  • 日中に強い眠気がある

もちろん、いびきをかいている方すべてが睡眠時無呼吸症候群というわけではありません。

ただし、症状の程度によっては検査・治療が必要になることもあるため、自己判断で放置しないことが大切です。

なお、睡眠時無呼吸症候群を放置した場合のリスクについては、以下で詳しく解説しています。

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いびきを放置しない方がいいサイン・受診の目安

いびきは誰にでも起こり得る症状ですが、中には医療機関への相談を検討した方が良いケースもあります。

特に、睡眠中の呼吸停止を指摘された場合や、朝の強い疲労感、日中の眠気などが続いている場合は受診・検査を考えましょう。

また、市販のいびき対策グッズやセルフケアを続けても変化がみられない場合には、鼻や喉の状態、睡眠中の呼吸に原因が隠れている可能性も考えられます。

ここでは、受診や相談を検討する目安となるサインをまとめましたので、自分に当てはまるかどうかをチェックしてみてください。

症状が顕著な場合は自己判断せず、受診を第一選択としましょう。

寝ている間に呼吸が止まっていると言われた

家族やパートナーから「寝ているときに呼吸が止まっていた」「息苦しそうにしていた」と言われた経験がある方は、医療機関への相談を検討してみてください。

睡眠中の呼吸状態は自分で把握することが難しく、無呼吸が起きていても本人には自覚がないケースが多くみられます。そのため、周囲からの指摘は非常に重要なサインのひとつです。

例えば、しばらく静かになったあとに大きないびきをかく、苦しそうに息を吸い込むような様子がある場合は注意が必要となります。

もちろん、一度指摘されたからといって必ず睡眠時無呼吸症候群に該当するわけではありません。

しかし、睡眠時無呼吸症候群が関係している可能性は否定できないため、不安を抱えたまま放置せず、早めに症状の程度を確認しましょう。

朝起きても疲れが残っている・頭痛がある

しっかり睡眠時間を確保しているにも関わらず、「朝から身体が重い」「寝た気がしない」と感じる場合は注意が必要です。

いびきによって睡眠中の呼吸が乱れると、深い眠りに入りづらくなり、身体が十分に休息できなくなることがあります。その結果、長時間眠ったつもりでも疲労感が抜けず、起床時からだるさを感じる方も少なくありません。

また、朝起きた直後に頭が重い、頭痛が続くといった症状がみられるケースもあります。

もちろん頭痛の原因はひとつではありませんが、いびきや睡眠中の呼吸状態が関係している可能性も考えられます。

なお、いびきと頭痛の関係については、別の記事で詳しく解説していますので、気になる方は参考にしてみてください。

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日中の強い眠気や居眠りがある

夜は十分に眠っているはずなのに、昼間になると強い眠気に襲われる場合は、睡眠の質が低下しているサインかもしれません。

日常生活に影響が及ぶ例としては、会議中やデスクワーク中に集中できない、テレビを見ながらウトウトしてしまう、車の運転中に眠気を感じるなどが挙げられます。

いびきによって呼吸がスムーズにできなくなると、睡眠中に何度も覚醒に近い状態を繰り返し、脳や身体が十分に休めなくなります。その結果、睡眠時間そのものは足りていても疲労が蓄積し、日中の眠気や集中力低下につながることもあります。

特に、強い眠気が続いている方や家族から呼吸停止を指摘された経験がある方は、睡眠時無呼吸症候群の可能性も視野に入れ、一度睡眠外来やいびき治療専門クリニックを受診してみましょう。

市販グッズやセルフケアで改善しない

いびき対策として、鼻腔拡張テープや専用枕、市販のマウスピースなどを試している方も多いと思います。

こうした対策によって症状が落ち着くケースもありますが、十分な変化を感じられない場合は別の原因が関係しているかもしれません。

いびきは鼻づまりだけでなく、喉の構造や舌の位置、気道の狭さ、体重増加など、さまざまな要因が複雑に関わって生じます。そのため、自分では原因を特定できず、対策の方向性がずれてしまうこともあります。

複数のセルフケアを試しても改善しない場合は、無理に続けるのではなく、医療機関へ相談して自分に合った治療を提案してもらいましょう。

【年齢別】いびきを放置していた人の体験談と改善事例

ここでは、いびきを放置していた人が治療を受けた体験談や改善までの流れを紹介していきます。

同じような症状で悩んでいる方はぜひ参考にしてみてください。

30代男性|仕事中の眠気をきっかけに生活習慣を見直したケース

IT企業で働く30代男性のAさんは、デスクワーク中心の生活を送っていました。残業が続く時期は帰宅後に飲酒する機会が多くなっていて、運動不足による体重増加も気になっていたそうです。

以前からパートナーにいびきを指摘されていたものの、「疲れている日だけだろう」と考え、特に対策はしていませんでした。

しかし、徐々に朝のだるさが強くなり、十分に寝たはずなのに疲労感が抜けない状態が続くようになりました。

また、仕事中に眠気を感じることが増え、会議中に集中力が途切れて上司から体調を心配されたことがきっかけで、自分の睡眠状態を見直すことにしたそうです。

Aさんがおこなったこと
  • 睡眠時に録音アプリを利用し始める
  • 晩酌の回数と量を減らして就寝時は横向き寝を意識する
  • 減量を目的として食事・運動などの生活習慣を変える
  • 就寝時間をできるだけ一定に保つ

睡眠中の録音データを確認すると、自分が想像していた以上に大きないびきをかいていることが分かりました。

その後は飲酒習慣や生活リズムを見直し、体重管理にも取り組んだことで、以前より朝のだるさが軽減したそうです。

現在もセルフケアを継続していますが、「これ以上改善しない場合は医療機関や専門クリニックにも相談したい」と考えているとのことです。

40代女性|家族に呼吸停止を指摘され検査を受けたケース

パート勤務をしている40代女性のBさんは、夫・子供2人との4人暮らしです。

以前から家族にいびきを指摘されることはありましたが、「仕事や家事で疲れているだけ」と考え、深く気にしていなかったそうです。また、いびきの相談自体に恥ずかしさがあり、受診をためらっていました。

そんな中、家族から「寝ているときに呼吸が止まっているかも」と何度か言われるようになり、不安を感じ始めます。

さらに、朝起きたときの頭痛や疲労感が続き、日中にも眠気を感じることが増えたため、医療機関の受診を決めたそうです。

Bさんがおこなったこと
  • 家族から睡眠中の様子を聞き取る
  • いびきの録音や気になる症状をメモにまとめる
  • 医療機関を受診して睡眠に関する検査を受ける
  • 医師との相談によりCPAPやマウスピースを検討する

受診後は睡眠時無呼吸症候群の可能性や重症度について説明を受け、自身の状態を客観的に把握できたそうです。

その後は医師と相談しながら、必要に応じてCPAPやマウスピースなどの治療を検討することになりました。

現在も医師の指示に従い対策を続けていますが、、「原因が分かったことで以前より安心して過ごせている」と話しています。

50代男性|市販グッズで改善せずレーザー治療を受けたケース

会社員の50代男性のCさんは、若い頃からいびきをかくことがありました。年齢とともに体重が増え、晩酌の機会も多くなっていましたが「昔からだから仕方ない」と考え、長年そのままにしていたそうです。

家族からは何度もいびきを指摘されており、鼻腔拡張テープや専用枕などの市販グッズも試していました。しかし十分な変化は感じられず、次第にパートナーが睡眠不足となり、別室で寝る日が増えていきました。

さらに、自身も朝のだるさや日中の集中力低下を感じるようになり、受診を決意したとのことです。

Cさんがおこなったこと
  • 市販グッズで改善を試みるも効果があまり感じられない
  • 家族からの指摘と自身の体調をきっかけに医療機関で検査を受ける
  • いびきの原因について説明を受けた上で、いびき治療専門クリニックへ相談する
  • 切らないレーザー治療を選択して改善に努めている

検査の結果、重度の睡眠時無呼吸症候群ではないことを確認できました。その後、複数の治療方法について説明を受けた上で、切らないいびき治療としてスノアレーズのレーザー治療を選択したそうです。

現在はレーザー治療と生活習慣の見直しを並行して続けており、「もっと早く相談していれば良かった」と感じているとのことです。また、家族の睡眠環境についても改めて話し合うきっかけになったと話しています。

いびきを放置しないために今すぐできる対策・治療方法

いびきは原因によって対策方法が異なります。また「とりあえず様子を見る」だけでは改善があまり期待できません。

症状の軽減には「現在の状態を把握する」「生活習慣を見直す」「適切な治療を受ける」といった行動が必要です。

まずは自分のいびきの特徴や原因を知り、適切な対策につなげるよう心掛けてみましょう。

録音アプリや家族の指摘で状態を確認する

いびき対策の第一歩は、自分がどのようないびきをかいているのかを把握することです。

しかし、睡眠中の状態を本人が正確に知ることは難しく、呼吸停止や大きないびきが起きていても気付かないケースは珍しくありません。

そのため、スマートフォンの録音アプリを活用したり、家族やパートナーに様子を聞いたりしながら客観的な情報を集めてみましょう。

特に確認したいポイントは以下の部分です。

  • いびきの音が大きいか
  • 毎日のように発生しているか
  • 呼吸が止まっているように見えるか
  • 息苦しそうな様子があるか
  • 寝返りや中途覚醒が多いか

これらと合わせて、睡眠時間や日中の眠気、朝の頭痛の有無なども記録しておくと、受診時に症状を伝えやすくなります。

飲酒・体重・寝姿勢など生活習慣を見直す

いびきは日々の生活習慣が影響している場合もあります。

例えば、寝る前の飲酒は喉周辺の筋肉を緩めやすく、気道が狭くなる要因のひとつです。また、体重増加によって首まわりに脂肪が付き、空気の通り道が圧迫されるケースもみられます。

そのほかにも、仰向け寝や喫煙、慢性的な鼻づまりなどが関係することがあります。

セルフケアとして取り組みやすい方法は以下の通りです。

  • 就寝前の飲酒を控える
  • 適正体重を目指す
  • 横向きで寝る習慣をつける
  • 禁煙を検討する
  • 鼻炎や鼻づまりを放置しない

こうした対策によって症状が軽減する方もいますが、一方で生活習慣を改善しても変化がみられない場合には、別の原因が隠れている可能性も考えられるため、医療機関への相談も視野に入れましょう。

医療機関で検査を受けて原因を確認する

いびきの原因はひとつではありません。

鼻づまりや喉の構造、舌の落ち込み、体型の変化、睡眠時無呼吸症候群(SAS)など、複数の要因が関係していることがあります。

そのため、自己流の対策だけで原因を正確に判断するのは難しいと言えます。

検査を受ける目安
  • 家族から睡眠中の呼吸停止を指摘されている
  • いびきの音が大きくなっていると指摘された
  • 朝の頭痛や強い疲労感が続く
  • 朝から日中にかけて強い眠気が残っている

医療機関での睡眠検査では、いびきの原因だけでなく、睡眠時無呼吸症候群の有無や重症度を確認できます。

原因を把握することで、自分に合った治療方法を選びやすくなるため、長期にわたって悩んでいる方は睡眠外来や専門クリニックの受診を検討してみましょう。

なお、いびきが起こる原因については、別の記事で詳しく解説しています。

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原因に合った治療方法を専門クリニックで相談する

いびきの治療にはさまざまな選択肢があり、生活習慣の改善から始める方もいれば、マウスピースやCPAPによる治療が必要になる方もいます。

また、検査で判明した原因によっては、レーザーを用いた切らないいびき治療が候補となるケースもあります。

切らないレーザー治療が向いているのは「重度の睡眠時無呼吸症候群ではない人」や「できるだけダウンタイムが少ない治療を選びたい人」などです。

いびき改善を目的としたレーザー治療にはいくつかの種類がありますが、一例としてはスノアレーズが挙げられます。

スノアレーズは喉への負担が少なく、治療時間が1回15分ほどと比較的短いところが特徴です。

なお、レーザー治療を取り扱ういびき専門のクリニックでは、最初にカウンセリングをおこなっているところが多く、自分の症状が治療方針に合うかどうかを確認できます。

まずは専門医と話してみて、自分に合う治療法を探してみましょう。

【まとめ】いびきは放置せず、早めに原因を確認しよう

いびきは単なる音の問題ではなく、睡眠の質の低下や日中の眠気、朝の頭痛、集中力の低下などにつながる可能性があります。また、家族やパートナーの睡眠環境へ影響を及ぼすことも少なくありません。

自分で始められる原因の確認方法や対策としては、睡眠用録音アプリの使用や家族からの指摘、市販のいびき改善グッズを試すなどが挙げられます。また、合わせて寝姿勢・飲酒量・体重の管理といった部分を見直すことも大事です。

こうした対策をおこなっても改善が見られない場合には、医療機関での検査が推奨されます。

特に、睡眠中に呼吸が止まっていることを指摘されている方、日中も疲れが抜けない方、頭痛や眠気がひどい方は、原因を確かめるために一度検査を受けてみましょう。

また、検査結果を踏まえた上でいびきの治療を希望する方は、いびき専門クリニックの利用を検討してみてください。

例えば、スノアレーズ(切らないレーザー治療)を提供しているスリープメディカルクリニックでは、いびきの原因や症状に応じた施術をおこなっています。

喉や口の中を切らない治療に興味がある方や、まずは自分に合う治療方法を知りたいといった方は、近くのクリニックで専門医に相談してみましょう。

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